疲労の予防対策に有効なのは、身体のエネルギー源をしっかりと確保すること、 水分を充分に摂ること、そして疲労回復に効果的な休憩のとり方を知っておくことです。
身体のエネルギー源になると同時に、早期に疲労回復できる栄養素は糖質です。
糖質と聞くと炭水化物でも良いのではと考えますが、 即効性のあるエネルギー源となるのは砂糖など他の栄養素を含まない糖質です。
炭水化物で糖質を補給する場合、たとえばご飯だと糖質以外にもミネラルやたんぱく質、 ビタミンなどの栄養素も含まれているためブドウ糖として体内に吸収されるまでに時間がかかり、 摂取後すぐにエネルギーにはなりません。
そのためスポーツの最中にすぐに糖質を補給したい時には、 バナナなどを食べるのが効率的とされています。
水分補給には疲労回復効果だけでなく、血液がドロドロになるのを防いで血栓や動脈硬化を予防し、 便秘を解消し、さらには肌のカサつきを防ぐという効果もあります。
成人の身体から一日に排出される水分量は2~2.5リットルとされており、 補給しなければならない量も同量となります。
そのうちの1リットルは体内に取り込んだ栄養素の燃焼や食事中に摂る水分で補えるため、 残りを水や食べ物で摂ります。
特に肥満気味の方は、生活習慣病予防のためにもしっかりと水分を摂りましょう。
最後に効率的に疲労回復できる休憩のとり方ですが、小刻みに作業の合間に休憩をはさむよりも、 午前と午後とに分けてそれぞれ20分程度の休憩を とったほうが作業効率を考えても良いとされています。
ただし、精神的な緊張状態が続くような作業の際にはストレスが 溜まらないよう休憩を小刻みにとる必要があります。